UBER EATS配達員・緊急事態宣言前後での違いは?【出前推進】

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UBEREATSのリュックを背負った配達員 グルメ

緊急事態宣言を受けて、多くの職種の方がテレワーク業務になって外出自粛の為、引きこもり生活を送っている中、デリバリーの需要が拡大していると言います。

私は2019年の8月からUBEREATS宅配パートナーとして、都内で配達を行っています。

そんな私が、新型コロナの影響で人々の生活が変わり始めた様子や、実際に配達パートナーは忙しくなっているのか?!をUBER配達パートナーという目線から書いてみました。

※この記事は、UBER配達パートナーである私個人の意見です。
実際のUBER注文数・配達員数などは知らないで書いています。

UBER配達パートナーから見た街の変化

新型コロナウィルスは、去年の12月に中国で発生していますが、この頃はまだ日本のニュースでは殆ど取り上げられず、平凡な日常を送っていましたね。

しかし2020年4月現在は、ニュースを見ればコロナ関連ばかり・・・
緊急事態宣言も出て私達の生活は数ヶ月でガラッと変わってしまいました。

毎日街に出て、繁華街を中心に働いているUBER配達パートナーはそんな変化を目の当たりにしています。

いつも人で溢れている場所も人影は少なく

外出自粛要請が出てからというもの、普段は人が集まる繁華街なども、めっきり人が少なくなっています。

渋谷のスクランブル交差点もこの通り。
コロナ騒動前は、人が多くて自転車を押して横断するのも一苦労・・・って感じでした💦

竹下通りも普段は人で溢れて、歩いて通行するのも一苦労なゾーンです。

竹下通り内にもuber加盟店が何店舗かあるのでピックアップに行かなくてはならない事があるのですが、自転車で侵入するなんてまず不可能。。

竹下通りに入る前に自転車を止めてからuberバックを背負って徒歩でピックアップに行ってました。
それでもあのデカイバッグが邪魔すぎて迷惑になってしまっていたのですが、今なら余裕で自転車で通行することが出来ます。

本当に信じられない(´Д⊂ヽ

飲食店は大打撃

皆様ご存知の通り、街に人が居なくなると飲食店を始め、商売している方々はお客さんが減ってしまい大打撃です(´Д⊂ヽ

uberでピックアップに行くお店も、以前は人気でお店の中は人でぎっしり!だったお店も、今はガラーンとした店内。
コロナ対策になっているので誇るべき事なのかもしれませんが、寂しさの方を感じてしまうのも事実です。

こんな中でも店舗の家賃は発生しているわけで・・・。
家賃を滞納したら、貸主である大家さんも困るわけで・・・。

飲食店の取り組み

こんな先の見えない状況の中でも、生き残りをかけて飲食店は出来る限りの策を実行しています。

私も、実は去年まで飲食店を経営していたので、この状況の辛さを想像すると心が痛みます。
飲食店って、ただでさえ利益率少なくて頑張ってるのに、更にこの追い打ち。

テイクアウトを強化

まず最初の策は、テイクアウト強化です!!
今までテイクアウトを行っていなかったお店も、容器を仕入れて、テイクアウト用メニューを考えたりしています。

テイクアウト看板

街に出ると、こんな風に「テイクアウト」を強調する看板が目立ちます。

ついこの間、「軽減税率」なるものが導入されて、飲食店のお持ち帰りは8%で店内飲食は10%という、お店側の経理的にはぶっちゃけ面倒くさいこの税率。

今までは「テイクアウト無いから10%の計算だけでOK!」だったお店も、この騒動で軽減税率の計算もしなくてはいけなくなるなんて、思いもしなかったのでは。。。

会計のレジも、軽減税率に対応したものにしなくてはいけませんしね。。

お店の生き残りのことを考えたら「軽減税率の事なんで小さな事」かもしれませんが、個人店で経理も自分でやっている方だったら、

面倒くさいこと一気に来たわああ!!!!

って、少なくとも一瞬は過る事でしょう。

私だったら、

わーーーーーーーー!!!めんどくせぇええーー!!!!

ってなります。絶対。。。

デリバリーも強調

テイクアウトだけでなく、人手が確保出来るお店では「デリバリーも行けます!」と書いてあるお店も見かけるようになりましたし「UBER EATS対応!」「出前館対応!」など外部デリバリーを強調する看板も前より増えました。

UBER配達員から見ると、新しい加盟店も最近増えてきたと感じています。

居酒屋のゴーストレストラン化?!

私は、UBER配達を始めた頃「ゴーストレストラン」という存在を初めて知りました。

ゴーストレストランというものは、実際にお客さんが足を運んで利用する店舗ではなく「デリバリー用」に作られたお店で、飲食店の許可が降りたキッチンで料理を作ってUBERや出前館などに加盟して、または自店からの出前で商売をするスタイル。

一つの場所で、何店舗かのお店を出す事も可能です
例えば
「スープ専門店」「サラダ専門店」「お肉専門店」など。
1店舗だけでいろいろな商品を出すよりも、専門性を出した方がお客さんにアピール出来るっていうビジネスなのでしょうか。

そんなゴーストレストランが都内には数多く存在しているのですが、中には「居酒屋」などとして営業しているお店でもUBERに掲載させる店名を、実際に営業している居酒屋と違う名前で登録してデリバリー向けにも売上をあげているお店もあるのですが、このコロナ騒動で、そういったお店が増えてきているように感じます。

同じエリアでUBER配達をしていると、大体何処にどんなお店があるかって覚えてくるのですが

「あれ?こんなお店出来たんだぁあ?」って思って取りに行ってみると前からあった居酒屋じゃん!

みたいな。

今の時期、居酒屋として営業してても売上立たないから、デリバリー強化してるんですね。

こんな状況下でも諦めないで、前向きに出来ることをやっている飲食店さんにはほんとに尊敬しますし、一人で感動すらしています(`;ω;´)

微力ながらも、デリバリーやテイクアウト、利用していきたいです(/_;)

消毒用アルコールの設置

コロナ騒動前後で、様々な常識が変わってきていますが、この消毒用アルコールの設置も今や常識になっていますね。

料理のピックアップに行くと、必ずと言っていいほど消毒用アルコールを目にします。

飲食店に置かれた消毒用アルコール

ピックアップの時は、積極的に使うようにしていますし、他の配達員もそのようにしているように見えます。

お店側から「消毒お願いします」と言われる事も多いです。

しかし、ぶっちゃけ消毒用アルコールって安いものではないので、ここでもお店の負担ですよね。
みんなの安全と美味しい食事の為に、本当にありがとうございます。

私は配達に出る時には小さいスプレーにアルコールを入れたものをもっていって、自分の手はもちろん、自転車のハンドルなどにも使うようにもしています。

UBER配達パートナーの仕事は忙しくなったのか?!

こんなにみんなが外出しなくなって、外食も減って、デリバリーの需要が高まっているのだから、配達員の皆様はさぞかし忙しくなっているんだろうと思っている方も少なくないと思います。

しかし!!!

イチ配達パートナーとしての意見としては、

前より暇なんですけど!!!!!!

というのが私個人の現状です。

暇な原因は・・・

おそらく、注文自体は緊急事態宣言前よりも増えているんだと思います。

しかし、何故暇なのか考えてみました。

配達員の急増

1番の原因は、これだと思います。

コロナで営業自粛するお店が増えたということは、仕事が無くなったり減った人も多いということなので、その方々がUBER配達パートナーに登録して配達を始めている方がかなり多いのではないかと思っています。

uberの注文数が増加しても、配達員も増加すれば、1人辺りに割り振られる注文数も分散されますからね。

しかも、uberのシステム的に、登録したばかりの新人パートナーに優先的に配達オファーが入るようになっているという噂もありますので、その噂が本当ならばベテランは辛いところですw

でも、そのおかげでお客様への待ち時間は減っているのでサービス向上には繋がっているというわけです。

みんな、生きるために必死なのです!!!!

出前館のシェア拡大

この新型コロナで世間が慌ただしい2020年3月27日に、LINEが300億円出資して資本業務提携契約の締結を発表しました。

これまでLINEデリマとしてデリバリーを行っていましたが、そちらも出前館に変更され、出前館のシェア率がかなり大きくなりました。

実際に、配達で街に出ていると、以前よりも出前館のバイク・自転車を多く見かけるようになりました。

営業自粛でお店を閉めるor営業時間短縮のお店が増えた

外出自粛要請を受けて、飲食店では「5/6まで休業」というお店がかなり多くなっています。

これまで、UBEREATSで人気だった飲食店も、営業していないのでその分の注文は減ってしまうことになります。

UBER配達パートナー的に言うと、スタバの営業自粛がかなりデカイです・・・。
スタバは沢山のチェーン店があって、人気のお店なので、uberで配達する事も多かったのです。

あとは、「夜遅い時間は出歩くな」的な風潮なので、20時以降の街は本当に静かになっていて、お店も以前より早く閉めるお店が多くなっていますので、20時以降は本当に配達が少なくなりました。

繁華街の新宿や渋谷でも、20時以降は昼間より更に人が少なく、深夜のような雰囲気です。

不安でお金を使わなくなっている

4つ目の原因は、新型コロナの影響で、仕事が減ったり無くなったりした方は勿論収入が減ります。

会社で保証してくれたり、テレワークになっても今までと給料が変わらない方でも、こいうった経済に対しての「不安」が大きくなると財布の紐もキツくなるのが現代社会を生きる人間の心理だと思います。

新型コロナの影響で、スーパーマーケットは大忙し。
冷凍食品などをはじめとして売上も伸びていると言います。

お金の不安があると

「なるべくお金を使わないようにしよう」

と思って、スーパーで買った食材で自炊をする方が多いのではないでしょうか?

 

デリバリーは、自炊に比べるとやはり高級品になってしまうので気軽に頼むような心理にはなれないのではないかと思っています。

10万円給付が決まってから

2020年4月20日に国民全員に一律10万円の給付をする概要を決めましたが、この10万円給付報道があった4月16日辺りから、UBER EATSの注文状況も少し変わってきたように思います。

UBERの配達パートナーの配達アプリでは、地図が表示されているのですが、今現在どこの地域で注文が多いかというのを見ることができるのです。

それがこちら

UBER配達アプリの地図

この、赤(オレンジ)くなっている部分で、注文が多く入っているという状況を知らせてくれるんです。

この「¥」マークと数字は、このエリアでこの時間に配達すれば、1件辺りこの数字のプラス料金を貰えることを示していて、赤(オレンジ)のシミが濃い程高単価=注文が多く入っている状況となります。

この色は、大体毎日ランチタイムの11:30~13:00頃と、ディナータイムの18:00過ぎ~20:00前頃までは出現します。

このピークタイムの色を見ていれば、色がつく範囲や色のついている時間の継続・濃さなどでその日の注文状況がなんとなくわかるのですが、10万円給付が決定する前と後では変わってきた用に思えます。

どんな風に変わったかというと、

ピークの色がつく時間が長くなった。
ピーク料金が高くなった。
ピーク料金の範囲が広くなった。

こんな風に感じています。

つまりは、10万円給付のニュースを見て、お金に対して少し安心して、自炊ばかりではなくデリバリーを頼もうという意識になった人が多いのではないかと思っています!

今後のUBEREATSは?

「自粛なのに給付は無し」と思っていた絶望的な時期に比べると、今は注文も増えて一配達パートナー的には少し安心しています。

こんな時期だからこそ、飲食店さんで新規にUBERを取り入れるお店に対しては初期費用を抑えてできるようにしていたり、UBER側の努力も見受けられます。

5/6以降は、現在休業しているお店も、テイクアウトやデリバリーだけでも営業を再開してくれることを祈るばかりです。

まとめ

外出自粛要請を受けて、デリバリー業界は業績が伸びている!なんてニュースもあるので、配達している人も忙しいんだろうな?なんて思っていたかたも多いと思います。

しかし現状はそうでもないんです・・・。

宅急便業界では、配達が多くて、休みたくても休めないドライバーさんも多いと聞くので、そんなドライバーさんを気遣って「この時期の大量発送は辞めよう!!」なんて思っている方もいるという話を耳にしました。

宅急便業界のことは、正直わかりませんが、一UBER配達パートナーとしては、「休めない配達員さんが可愛そうだから、デリバリーも自粛しよう」なんて思っている方が居たら、そういった気遣いはしてくださらなくて大丈夫です!!と私個人としては思っています。

(お店さんがデリバリーを行っている場合はUBER配達と事情が異なります)

飲食店さんも、頑張っていますし、配達員も頑張っています!!!

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